コンピューターシステムの開発の仕事は、世界を舞台として国際的な仕事ができるチャンスがあります。世界中で、優秀なコンピューター開発技術者を求めているニーズが存在しているのです。日本では開発能力にふさわしい仕事を得られるチャンスに恵まれなくとも、世界には新たな可能性があります。
ただし、海外への進出にはリスクも伴うということを認識しておかなければなりません。システムエンジニア(SE)が海外に仕事を求めることのデメリットとして、異国の文化に馴染むことができるかという部分があります。また、システム開発のエンジニアはコンピューター開発のノウハウを持っていれば、日本だけでなく世界でも活躍することができます。しかし、外国で開発の仕事に従事するようになったものの、デメリットとしてその仕事や生活環境に馴染めないという可能性があります。日本でのシステム開発には、日本独自の職場環境があるのです。また国外にも、独自のシステム開発の職場環境が存在しています。新しいタイプの職場に馴染めなければ、本当の実力を発揮することができません。
もし外国でシステムエンジニアの仕事に馴染めない場合には、日本に帰って改めて再出発するのもひとつの方法です。日本を離れての仕事の経験は、決して無駄ではありません。再び日本で開発の仕事を始めるようになったとき、海外での経験を活かして日本での仕事の良い部分を伸ばしたり、あるいは悪い部分の改善に役立てられます。このようなメリットが多いことから、海外へ挑戦するSEが増えているのです。
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